多肉植物を育てる際に専用のライトが必要か気になる方も多いでしょう。ライト選びは多肉植物の成長や美しさに影響を与えます。
この記事では、多肉植物を育てるためのライトの必要性や、ライトの選び方について紹介します。
多肉植物とはどういう植物か
多肉植物は、肉厚な茎や葉に水分を蓄えることができる植物の総称です。乾燥した環境に適応しており、水分を蓄えることで長期間の乾燥に耐えることができます。
南アフリカや北米南部、メキシコなどが原産地として知られています。
多肉植物についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてください。
多肉植物の育て方
多肉植物は、乾燥に強い特徴を持つ植物で、育て方にはいくつかの基本ポイントがあります。
日当たりの良い場所を好みますが、夏場の直射日光は避け、レースカーテン越しの明るい日陰に置くのが良いです。
水やりは控えめにし、土が完全に乾いてからたっぷりと与えます。休眠期にはさらに控える必要があります。また、多肉植物専用の土と、底に穴のある鉢を使うことで通気性を確保し、根腐れを防ぎます。
植え替えは生長期の始めに行い、古い土を落とし、傷んだ根を切ってから新しい土で植え替えます。
多肉植物の育て方は、以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
こんな場合は多肉植物にライトが必要
多肉植物を育てていく上でライトが必要になることがあります。以下のような場面です。
・自然光が当たらない場所に置く場合
・強い光を好む多肉植物を育てる場合
・弱った多肉植物の元気を取り戻したい場合
それぞれ詳しく紹介していきます。
自然光が当たらない場所に置く場合
多肉植物は日光を好むため、日当たりの悪い室内で育てる場合は植物育成ライトが必要です。植物育成ライトは、太陽光の代わりに植物に必要な光を提供し、健康的な成長を促進します。
強い光を好む多肉植物を育てる場合
多肉植物の中には特に強い光を必要とする種類があります。これらの植物は、日光が不足すると徒長(伸びすぎて形が崩れる)してしまいます。
育成ライトを使用することで、適切な光を均一に当てることができるため、多肉植物を美しく大きくすることができます。
弱った多肉植物の元気を取り戻したい場合
病気やストレスで弱った多肉植物には、適切な光を提供することが回復の助けになります。
育成ライトを使用することで、植物が必要とする光合成を促進し、健康を取り戻す手助けをします。
特に、光の当たる部分にムラが出ないように注意することが重要です。
多肉植物向きライトの選び方
多肉植物向きのライトを選ぶ際には、以下の4つの条件を基準に選びましょう。
・多肉植物の光合成を促す光強度や波長になっている
・多肉植物のサイズや置き場所に合っている
・人に対する安全性に配慮されている
・インテリアとして美しい
それぞれどんな条件なのか詳しく紹介していきます。
多肉植物の光合成を促す光強度や波長になっている
多肉植物が健全に成長するためには、特定の波長の光が必要です。特に光合成に重要な波長は、赤色光(約660nm)と青色光(約450nm)です。植物育成ライトは、これらの波長を含むものを選ぶようにします。
多肉植物に必要な光強度については、光量子束密度(PPFD)の範囲が目安となります。多肉植物の健康的な育成を行うために、推奨されるPPFDは200~400μmol/m2/sです。
多肉植物のサイズや置き場所に合っている
ライトのサイズや設置場所も重要なポイントです。多肉植物の育成環境に適したライトを選ぶためには、植物のサイズや配置場所に合わせたライトを選ぶ必要があります。
例えば、クリップ型やスタンド型のライトはスペースを有効に使えますし、パネル型のライトは広範囲を均一に照射するのに適しています。
人に対する安全性に配慮されている
植物育成ライトは、強い光を発するため、安全性に配慮した製品を選ぶことが重要です。
特に、ブルーライトや紫外線を多く含むライトは目に悪影響を与える可能性があるため、使用時には注意が必要です。
また、植物育成ライトは発熱量が多く、熱くなりやすいので注意が必要です。表面積が大きく、放熱構造のあるライトを選びましょう。LEDライトは発熱が少なく、省エネで長寿命なため、安全性と経済性の両方で優れています。
インテリアとして美しい
植物育成ライトは、インテリアの一部としても重要です。美しいデザインのライトを選ぶことで、部屋の雰囲気を損なわず、むしろさりげなく高めてくれます。
おしゃれなデザインのスタンド型ライトや、目立たないクリップ型ライトなど、インテリアに調和するライトを選ぶと良いでしょう。
多肉植物にはBARRELの植物育成ライト
今回の記事では、多肉植物を健やかに育てるためには適切なライトが必要であることを説明しました。多肉植物は光合成を効率よく行うために、十分な光を受けることが重要です。
その中でも、BARRELの植物育成ライトが特におすすめです。
BARRELのYEW-7Wライトは、スタイリッシュでコンパクトな植物育成LEDライトスタンドです。色温度は6800K~7200K、演色評価指数はRa97で、消費電力は7Wです。推奨照射距離は15~30cmで、寿命は20,000時間。
陸上植物、アクアリウム、テラリウムに対応し、水草や植物を美しく見せる効果があります。
1か月の電気代は約79円(1日12時間使用)です。
また、ファンとスプレーも多肉植物の育成に役立つアイテムです。
BARRELのファン「AECHMEA MOVE(エクメアムーブ)」は天井に取り付け可能で、4段階の風量調整と30度の首振り機能を備えています。リモコンとタイマー(6h/12h)もあり、消費電力は5Wで月の電気代は約60円です。
BARRELのスプレー「GREEN THUMBERS SPRAY-1000」は電動式で、3種類のノズルが付属。霧状や直線噴射に切り替えられます。USB充電式で最大約70分使用可能です。