最近、インテリアとしても人気の高い多肉植物をご存知でしょうか。耳にしたことはあるけど、どんな植物なのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、この多肉植物の特徴や種類、人気の理由などについて紹介していきます。
多肉植物とは
多肉植物は、乾燥に耐えられるために肉厚な葉や茎を持つ植物の総称です。多肉植物は主に乾燥地帯に自生しており、水分を効率的に蓄えるために葉や茎が肉厚になっています。例えば、アロエやサボテンが多肉植物の代表例です。
アロエは葉の中に大量の水分を蓄え、サボテンは茎に水分を貯めて乾燥に耐えています。このように、多肉植物は乾燥に強く、肉厚な葉や茎を持つことが特徴です。多肉植物は個性的な見た目の品種が多いため、室内のインテリアとしても人気があります。
多肉植物の原産地
多肉植物の主な原産地は、アフリカとメキシコです。どちらも乾燥した暑い地域であるため、水を蓄える能力が発達しているのです。
アフリカやメキシコ以外にも、中央アメリカ、南アメリカ、アジア、オーストラリアなどの乾燥地域や半乾燥地域にも広く分布しています。
多肉植物が園芸で人気の理由
多肉植物が園芸で人気の理由として主に以下の3つが挙げられます。
・手入れが簡単で初心者にも育てやすい
・珍しい形態が多く鑑賞性が高い
・インテリアとして美しさが長持ちしやすい
それぞれ詳しく紹介していきます。
手入れが簡単で初心者にも育てやすい
多肉植物は乾燥に強く、水やりの頻度が少なくて済むため、園芸初心者にも育てやすい植物です。例えば、エケベリアやセダムなどは、日当たりの良い場所に置いて、土が乾燥したら水やりをする程度で元気に育ちます。
多肉植物は過湿を嫌うため、こまめな水やりが必要ないことも育てやすさの一因です。
珍しい形態が多く鑑賞性が高い
多肉植物は種類が豊富で、葉の形や色、質感が多様です。ハオルチアの透明感のある葉や、アガベのゴツゴツした形状など、ユニークな見た目が魅力です。
また、エケベリアのようにロゼット状に美しく広がる品種もあり、見て楽しむことができます。
インテリアとして美しさが長持ちしやすい
多肉植物は成長が比較的遅く、形が崩れにくいことから、インテリアとして長期間楽しむことができます。例えば、サボテンやクラッスラのような品種は、室内の明るい場所に置くだけでその美しさを長く保つことができます。
また、小型の種類も多く、棚や窓辺に置いてもスペースを取らないため、インテリア植物として非常に適しています。
多肉植物の種類
多肉植物の中でも様々な種類があります。中でも大きく以下の属に分かれます。
・エケベリア属
・アロエ属
・サボテン属
・セダム属
・ユーフォルビア属
エケベリア属
エケベリア属は、葉がバラの花のようにロゼット状に重なるのが特徴です。この属の植物は中南米、特にメキシコが原産で、約180種の原種と多くの交配種があります。
エケベリアは乾燥に強く、日当たりの良い場所を好むため、初心者でも育てやすいです。
葉の色や形が多様で、美しい紅葉を楽しむこともできます。
アロエ属
アロエ属の植物は、厚みのある葉に水を蓄える能力があり、医療や美容に利用されることでも有名です。特にアロエ・ベラはやけどや傷の治療に使われることで知られています。
アロエ属の植物はアフリカを中心に広がっており、乾燥地帯に適応しています。
日光を好み、乾燥した土壌でよく育ちます。
サボテン属
サボテン属は、多肉植物の中でも特に乾燥に強く、鋭いとげを持つのが特徴です。主に北アメリカと南アメリカの乾燥地帯に自生しています。
サボテンは水やりが少なくても育つため、手間がかからず、インテリアとしても人気があります。種類によっては美しい花を咲かせることもあり、そのユニークな形状とともに鑑賞価値が高いです。
セダム属
セダム属は、多肉植物の中でも非常に多様な形態を持つグループで、500種以上が存在します。小さな葉が密集して生えるタイプが多く、地面を覆うように広がるものが多いです。
セダムは耐寒性があり、日当たりの良い場所を好むため、庭植えや寄せ植えにも適しています。乾燥に強く、手入れが簡単なことから、初心者にも人気です。
ユーフォルビア属
ユーフォルビア属は、多肉植物の中でも非常に多様で、草本から木本まで様々な形態を持ちます。特徴的な白い樹液を持ち、この樹液は毒性があることが多いので取り扱いには注意が必要です。
ユーフォルビア属の多くはアフリカが原産で、乾燥地帯に適応しています。
特にユーフォルビア・オベサやユーフォルビア・インゲンスなどが観賞用として人気があります。
多肉植物の育て方
多肉植物の育て方は比較的簡単で、初心者にも適しています。まず、置き場所は日当たりの良い場所が理想ですが、真夏の直射日光は避け、半日陰に置くとよいでしょう。
多肉植物は乾燥を好むため、土が完全に乾いてから水をやるのが理想的です。水やりの頻度は、成長期の春と秋に多めに、夏と冬は控えめにするのがポイントです。
適した土は水はけの良い多肉植物専用の土を使用し、鉢の底に穴があるものを選ぶと根腐れを防ぐことができます。
植え替えは1~2年に一度、春や秋に行い、古い土を落として新しい土に植え替えます。
また、風通しの良い場所に置くことで病気や害虫を防ぐことができます。
多肉植物のさらに詳しい育て方は、以下の記事で詳しく解説していますので、チェックしてください。
多肉植物にはBARRELの植物育成ライト
多肉植物の育成ライト選びに迷われている方は、BARRELがオススメです。
特にBARRELのROKI-350 100Wパネルライトは、自然光に近い照明を提供し、多肉植物の育成に最適です。1か月の電気代は1日12時間使用で約1000円と経済的です。
ライト以外にもファンやスプレーも多肉植物を育てる上で欠かせません。
BARRELのファン「AECHMEA MOVE(エクメアムーブ)」は、天井に取り付け可能で、リモコンで4段階の風量調節やタイマー設定が可能です。
BARRELのスプレー「GREEN THUMBERS SPRAY-1000」は電動式で、3タイプのノズル付きで霧状や直線状に切り替え可能。
USB充電式で、フル充電で約70分の連続使用が可能です。
手元スイッチで簡単に操作でき、水やりや液体肥料の散布に便利です。