ハオルチアは南アフリカを原産とする多肉植物です。独特な形状と模様が魅力的であるため、家庭で育てたいと思っている人もいるのではないでしょうか。この記事では、ハオルチアの育て方や室内管理の方法について解説しています。
ハオルチアとは
ハオルチア(英語名:Haworthia)とは、ツルボラン科・ハオルチア属に分類される多肉植物です。原産地は南アフリカで、限られた地域の岩の上や寒暖差のある砂漠に生えています。開花時期は2〜6月となっており、種類によってはピンクや白の花が咲くものもあります。なお、ハオルチアには大きく分けて軟葉系と硬葉系という2つの系統があり、前者は葉先の透明さが特徴であり、後者は伸び上がりを楽しめる点が特徴です。
ハオルチアの育て方の基本
ここでは、ハオルチアの育て方について解説します。ハオルチアに興味があるものの、日当たりや水やり、肥料などをどうするのが正しいのかわからない、基本の育て方を知りたいといった方はぜひ参考にしてください。
日当たりを確保して温度管理をする
ハオルチアを育てる際は適度な日当たりを確保してください。また、耐寒が5度までとされているため、室内の暖かい場所で管理することが大切です。そのため、育てる際は直射日光の当たらない日当たりのいい場所を確保しつつ、上手く温度管理を行うようにしましょう。なお、直射日光が当たる環境でも枯れることはありませんが、育つのが遅れたり、全体的に元気がなくなったりするため注意してください。
適切なタイミングで水やりをする
ハオルチアはそれほど水をあげる必要はありません。これはハオルチアが過湿に弱く、水をやり過ぎるとかえって根腐れ[奈山2] を起こす恐れがあるためです。そのため、成長期であれば土が乾いてからか、葉っぱがシワシワになり始めてから与える程度にとどめてください。
通気性のある土と鉢を選ぶ
水をそれほど必要としないハオルチアは、土に関しても水はけがよく通気性があるものを選んでください。これは水はけが悪いと水がなかなか抜けず、ハオルチアにとって理想的な環境とならないためです。鉢に関しても同様に通気性の良いものを選んでください。鉢の大きさに関しては、小さ過ぎると根が絡んで腐る恐れがあるため大きさには余裕を持たせておきましょう。なお、土を自分で混ぜて用意するのであれば、園芸用の土に赤玉土や川砂、さらには鹿沼土などを混ぜると良いでしょう。
ハオルチアを美しく保つコツ
ここでは綺麗で美しいハオルチアを育てるにあたってのコツを紹介します。ここで取り上げるポイントを意識しながら生育に取り組んでみてください。
適度な肥料を与える
ハオルチアは水と光さえあれば大きくなるので、肥料はそこまで必要ありません。成長期に少量の液体肥料や緩効性化成肥料などを少量与える程度にとどめてください。
定期的に病害虫対策を行う
ハオルチアは比較的病気等に強い植物ですが、それでも病害虫対策は必要です。具体的にはカイガラムシやアブラムシ、ネジラミ、キノコバエといった害虫に注意してください。例えば、カイガラムシやアブラムシは花に、ネジラミは根に発生するケースがあります。また、水をあげ過ぎてしまい湿った環境だとキノコバエが発生しやすく食害に遭う可能性があるため注意してください。
成長期に植え替えを行う
成長期には植え替えも行ってください。タイミングとしては用土が古くなり、成長が緩やかになってきたなと感じたら植え替えのサインです。成長期であればいつ交換しても構いませんが、成長期初期の段階で植え替えておくことでより成長しやすくなります。
ハオルチアの室内管理のポイント
ハオルチアは室内で育てられる植物です。そこでここでは室内管理をする際のポイントを紹介します。水や肥料、鉢などを考慮することに加え、他のアイテムを活用することでさらに上手く育てることもできるため、ぜひ参考にしてください。
植物育成ライトを活用する
ハオルチアを室内で育てる場合、植物育成ライトの活用がおすすめです。植物育成ライトとは、太陽光の代わりに植物に光を与えてくれるライトのことです。ハオルチアは直射日光がなくても育てられますが、それでも最低限の光は必要となるため、植物育成ライトを活用しながら光を与えてください。
空気を循環させる
ハオルチアは通気性のいい環境で育てることがポイントであるため、室内で管理する際も空気の循環を意識してください。例えば、生育期は窓際において窓を開けて風を通すようにしましょう。また、サーキュレーターを使って室内の空気を循環させるのも効果的です。
室内でハオルチアを育てるならBARRELの植物育成ライト
植物育成ライトにはさまざまなものがありますが、特にBARRELの植物育成ライトはハオルチアの生育に必要な光をしっかりと与えることができます。
例えば、Yew-7wは、スタイリッシュな植物育成用のスタンドライトです。コンパクトなサイズであるため室内での生育にもぴったりです。
また、NEO TSUKUYOMI LED 20Wは、ラインを取り入れたオシャレなデザインが特徴のライトです。植物育成ライトとしてはもちろん、インテリアとしても室内を彩ってくれる製品です。