アデニウムとは、ケニアやタンザニアが原産となっている塊根植物です。砂漠で育つ植物ということもあり、水をそれほど与えなくても育つ点が特徴です。この記事では、アデニウムの概要や育て方の基本、さらには美しく育てるためのポイントを取り上げています。どこに置けばいいのか、水やりはどのくらいすればいいのか、土や鉢はどれを選べばいいのかなど、これからアデニウムを育てようとしている方向けの内容となっています。
アデニウムとは
アデニウムは、ケニアやタンザニアなどが原産の塊根植物です。砂漠のバラとも呼ばれるアデニウムは綺麗な花が咲き、幹や根が大きく肥大するなど、育てがいのある植物だといえます。また、その特徴的な形を活かして、盆栽のように育てて楽しむことも可能です。夏の暑さに強く、冬の寒さには弱いですが、休眠させて冬越しさせることで長期間にわたって育てることもできます。
アデニウムの育て方の基本
ここではアデニウムの育て方の基本的なポイントを紹介します。日当たりや水やり病害虫対策など、育てるにあたって押さえておきたいポイントを取り上げているため、ぜひ参考にしてください。
日当たりの良い場所に置く
アデニウムは春から秋にかけて生育期であり、この時期には日当たりと風通しのいい場所に置くことが大切です。また、冬場は断水したうえで落葉・休眠させて冬越しさせますが、その際もできるだけ暖かい場所に置くようにしましょう。
水やりは控えめにする
アデニウムはもともと砂漠で自生している植物であるため、乾燥に強く、水やりを頻繁にする必要はありません。生育期であれば土の表面が乾いてから灌水する程度で問題ないでしょう。水をやり過ぎると、株が腐りやすくなるため注意してください。また、冬の休眠期は水やり不要です。
水はけのよい土と鉢を選ぶ
アデニウムには水はけのよい土を使うようにしてください。これはアデニウム自体が水をそれほど必要としない植物であるためです。水はけが悪いと湿った状態が続き、株が腐ってしまう恐れがあります。具体的には多肉植物やサボテン用に配合された培養土などがおすすめです。また、鉢に関しても水はけのよさを重視して選んでください。
アデニウムを美しく育てるポイント
ここではアデニウムを綺麗に美しく育てるポイントを紹介します。病害虫対策や肥料の活用、剪定などをすることでアデニウムはより美しくなります。ここで取り上げるポイントをぜひ参考にしてください。
病害虫対策をする
アデニウムを育てるうえで病害虫対策は必要不可欠です。アデニウムに対しては、ハダニやアブラムシといった害虫が発生する可能性があります。ハダニに関しては高温で乾燥している時に発生しやすいとされています。また、アブラムシは蕾によくつくため、どちらも見つけたらすぐに取り除くようにしてください。また、軟腐病という病気にも注意する必要があります。こちらは、株から葉、茎が腐敗して枯れてしまう病気で、過湿や低温が原因で起こるとされています。軟腐病にならないようにするためにも、水のやりすぎに注意するほか、冬場は低温になりすぎないように温度管理にも気を遣うようにしましょう。
成長期に肥料を与える
肥料は生育期である春から秋に定期的に与えるようにしてください。具体的には置き肥であれば2ヶ月に1回程度、水で薄めた液肥を使う場合は2週間に1回程度で与えます。冬は基本的に肥料を与える必要はありません。
樹形を整えるための剪定をする
アデニウムを美しく育てるためには、剪定が必要不可欠です。これは、剪定をすることで日光浴しやすい樹形になり、より成長しやすくなるためです。もし剪定をしないまま放置してしまうと、どんどん枝葉がついてしまい、太陽光がなかなか当たらない部分が出てきてしまい、歪な形に育つ恐れがあります。また、先端にたくさんの葉が茂った状態は、見た目にも綺麗ではなく、むしろだらしない印象を抱かせるため定期的な剪定を行うようにしてください。
室内でアデニウムを育てるならBARRELの植物育成ライト
アデニウムは室内で育てることもできますが、室内で育てる場合は植物育成ライトの活用がおすすめです。特にBARRELでは、植物に最適な波長と光量で設計された植物育成ライトを自社開発しており、アデニウムの生育にも使える植物育成ライトを展開しています。
例えば、NEO AMATERAS LED 20Wは、石調のデザインが特徴の植物育成ライトです。植物ライトとしての機能はもちろん、その独特のデザインはインテリアとしても活用できます。また、耐久性の高い部品を使用しているため、長く使い続けられる点も特徴です。
また、水やりをする際にはSPRAY-1000の利用がおすすめです。こちらの商品は、フレキシブルの短いノズルと長いノズルが2本ついており、ノズルの先端を回すと噴射水量を変えられます。液体肥料の散布にも使えるため、ぜひ活用してみてください。