【塊根植物育成】さまざまな出会いを生んでくれる植物-OWNER’s VOICE File018

植物に合う鉢を選ぶ時間が一番楽しい

植物育成を始めたきっかけを教えてください。

きっかけは元々アクアリウムが好きで、アクアリウムバスという生き物の販売会イベントに参加させて頂いた際に、ユーフォルビア系の植物の独特なフォルムに魅力を感じ、買ったのがきっかけです。
それ以降、面白いなと思ったら一つ買ってまた一つ、という感じでどんどん増えていきました。

始めて良かったと思ったのは、室内が緑にあふれるので視覚効果からくる癒しが得られることや、水やりのおかげで毎朝規則正しく起きられることです(笑)。

 

植物育成において気をつけていること、レイアウト、育成方法等、目指すところを教えてください。

その植物がどうすれば魅力的に映るのかを常に考えています。

例えば、私はN/OHの製作所が生み出す鉢が特に好みでコレクションしているのですが、植物の形状や、葉の広がり方、全体のバランスを考えてその植物に合うベストな鉢を選んでいる時間が一番楽しい瞬間かもしれないです。

この全体のバランスを考えるというのは、アクアリウムのレイアウトにも通ずるなと考えています。

私の育成はブリードというよりコレクションに近いかもしれません。
ブリードにももちろん憧れはあるのですが、いまの私の生活スタイルに合っているのは鑑賞としての植物たちだなと考えています。

なので一つひとつに愛情をもってコレクション株にしていくというのが私の目指すところです。

植物育成をされていて失敗したと思ったことはありますか?  

先ほどお話させて頂いたブリードは私の生活スタイルに合わなかったという点です。
以前はブリードにも挑戦し、仕事と並行して行っていましたが、数が増えれば増えるほど手一杯になってしまい、私自身で管理しきれなくなるのはもちろん、植物たちのメンテナンスが息抜きではなく作業になり、いつしか負担と感じるまでになってしまったことです。

そのときに趣味として始めたのにと、ふと我に返り育成スタイルを見直しました。
いまでは私自身がしっかり目の届く範疇で植物たちをしっかりコレクションできているので、より一層一株一株に対する思い入れが強くなった気がします。

植物育成ライトにおいて重視されている点は何ですか?

照明に求めている点としては、明るさや照射範囲はもちろんですが、コレクションとして育成している私にとっては、スタイリッシュさやインテリアとして違和感ないデザインであるか否かを重視しています。

これには賛否両論あると思うのですが、照明器具や、植物を置く際のレイアウトも突き詰めることで、植物の一株一株がより一層魅力的に映ると考えています。

そのため、植物を育成したことがない方や、まだ興味を持ったことがないという方にもパッと見ただけでお洒落だったり、カッコいいって言ってもらえたりすると、それだけで嬉しいなと思います。

そう言った方たちの植物を始めるきっかけにもなったりするのかなと考えたりしています。

愛情を注いだ分だけ返ってくる


BARRELの育成ライトを使う上でメリットをお教えください。

先ほども挙げさせて頂きましたが、見た目のスタイリッシュさはもちろん、太陽光に近い波長である点です。

注意点としては他社のライトより少し価格が高めな点だと思います。
ただ、これに関しては高いからこその性能や高級感、そしてインテリア性が保たれているので一概にデメリットとは言えないと考えております。

植物を育成されている方に向けて、初心者やユーザーの方にメッセージをお願いします。

いま植物を育成されている方も始められたばかりの方も、植物を始めるきっかけとなった理由はさまざまだと思います。
きっかけはどうであれ、植物を育てるのは大変なのはもちろんですが、一株に対して愛情を注いだ分だけ返ってくると思います。

枯らしてしまったとしても、確実に自分の経験にも知識にもなり蓄積していくと思っています。

なので、植物の育成を楽しむことが何より大切であると思います。

あなたにとって植物とは何ですか?

私自身の趣味を語る上で外せない存在であると考えています。

生まれ育った環境が自然に囲まれていたので、幼い頃から植物に囲まれる生活をしていました。
ハマってしまったいま、これからずっと植物と関わっていくんだと考えています(笑)。

植物を通して新たな出会いやつながり、旧友との偶然の再会など植物にハマってなければなかったことがたくさんあります。

そう言った意味でも、私の人生の重要な存在に位置しているのではないかなと思います。

ありがとうございました。

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