DIYがつなげた植物との出会い
――植物育成を始めたきっかけを教えてください。
一人暮らしを始めた頃、インテリアの雑誌をよく見ていました。そこからDIYやインテリアに興味が湧き、自分なりにお洒落で寛げる空間作りを始め、植物を迎え入れたことがきっかけです。
我が家はDIYをするため木製の家具が多いのですが、植物の緑との相性がよく、温かみのある落ち着く空間を作ってくれます。我が家には無くてはならない存在です!
――植物を育て始めて良かったと思うところは
インテリアの要素だけでなく、とにかく日々の成長観察が楽しい!
冬の団地は寒いので、うちのほとんどの植物の成長は止まります。一方で春から秋にかけての成長は目まぐるしく、前の日にはなかった葉っぱがにょきっと出てきてたりして、とにかく見てて楽しませてくれるし、癒されます!
――植物育成において気をつけていること、レイアウト、育成方法等、目指すところを教えてください。
我が家は窓が多いうえに、襖を取っ払っているため比較的風通りの良い間取りです。夏は涼しく快適ですが、冬になると古い団地特有の隙間風が入ってくるので、エアコンが稼働する時間が長いです。
適度な湿度を保つため、エアコンと加湿器は合わせて付けるように心がけています。また、エアコンの風が植物に直接当たらないレイアウトは普段から気にしています。
家の中で日当たりが良すぎる場所もあるので、成長期で暖かい時期は直射日光が当たらない場所に植物を集めて管理しています。
ただ、一部に植物が集まるとインテリアの偏りが気になるので、部屋中央に育てている植物にはBARRELさんのLEDを使って部屋全体に緑のあるレイアウトにしています。
大事なのは植物の成長を楽しむこと
――植物育成をされていて失敗したなと思ったことはありますか? あれば理由を教えてください。
正直沢山あります…
まだ知識が浅い頃、よく「日光浴〜♪」と思い、ベランダに出して水やりをして数時間日に当てていた事がありました。
おかげでいくつかの植物にハダニが発生!さらに葉焼けを起こすなどの大惨事になりました。
更には、土隠しのココヤシファイバーを乗せていた植物の土が乾かない日が続き、気づけばカビだらけ。ナウシカの腐海の様な状態になっていたなんてことも…(笑)。もちろん枯らしたことも沢山あります。
そこから原因や対策を考えて今の植物育成に辿りつきました。失敗から学べる事が沢山あるので、これから元気な植物を育てていく中でも良い経験なのかなとも思います。
――植物育成の照明において重視されている点は何ですか?
光の強さは勿論大事ですが、「インテリアに馴染むデザインなのか?」と言う部分を特に重要視しています。
スタイリッシュでインテリアとしても楽しめる。間接照明を暖色の光で揃えることで植物を育てる家ではなく、植物を楽しむ家になると思っています。
植物も立派なインテリア!
観賞用としてライトアップされた植物と家具や雑貨と合わせて置く事で、照明と合わせてカッコいいインテリアとして楽しむ事が出来ると思います!
葉っぱの影も好きなポイントです!
――植物を育成されている方に向けて、初心者やユーザーの方にメッセージをお願いします。
僕もまだまだ初心者で、わからない事も沢山あります。
植物を育てるうえで大事なことは、枯らさずに元気に育てる事も勿論大事ですが、とにかく日々の成長を見て楽しむ事だと思います。
成長期には日によって表情が変わります。
葉が垂れていたり、葉が増えたり、新芽が出たり、時には花を咲かせたりして状態を知らせてくれるのです。
愛情を持って育て、愛でることで、植物もそれに応えてくれます。「楽しむ」と言うことを忘れずに、一緒に暮らして欲しいと思います。
――あなたにとって植物とは何ですか?
常にお家で優しく寄り添ってくれる家族であり、空間を作りあげてくれるものです。
夫婦共々家にいる時間が大好きで、こだわって迎え入れたインテリア雑貨、DIY家具と植物に囲まれて暮らしている時間が何よりも幸せで、癒されます。
時には植物に装飾してツリー代わりにしたり、枝を切ってスッキリさせたり、変化を見て楽しんだり、時には話しかけたり。
植物にはピックをさしていて、そこには植物の名前と我が家に来た日を書いています。そうすることで、それだけの時を一緒に過ごしたのだと思えるようになり、より愛着が湧くようになりました。
今までもこれからもずっと付き合っていきたい、静かで温かみのある家族です。
――ありがとうございました。
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