【観葉植物育成】北国でたくさんの植物を育てる-OWNER’s VOICE File30

手のひらサイズから始まった植物育成

――植物育成を始めたきっかけを教えてください。初めて良かったと思うこともお願いします。

インテリアを選ぶ感覚の軽い気持ちで迎えた手のひらサイズの小さな植物が思いの外よく育ち、10年かけて自分の背丈を越えた事が嬉しく、子供やペットとの暮らし同様生き物を育てる喜びを感じました。

それから色んな植物に挑戦しています。どんどん子供の手が離れ、長年飼っていたペットを看取り、今唯一間近で手のかかる存在が植物です。

愛情かけた分応えてくれるので、必要とされている事を実感しています。

――植物育成において気をつけていること、レイアウト、育成方法等、目指すところを教えてください。

元気に育つ方法と美しく映えるレイアウトを擦り合わせながら園芸しています。

心地良い空間を目指しているので、どちらも譲れず日々試行錯誤しています。

生活の中で植物と向き合う時間に限りがある為、負担にならない程度に楽しいと思えるだけと決めています。

――植物育成をされていて失敗したなと思ったことはありますか? あれば理由を教えてください。

北海道在住の為、園芸には多くのリスクがあります。

主に熱帯植物を中心に育てているので、冬場の温度維持には毎年苦労しています。

温度が足りず冷害、凍害を起こしてしまったことがあります。光が必要だと思い、窓際に置くと朝晩の気温差で弱らせた事もあります。

――どのような気候や環境で育てていますか?(室内、屋外、日当たりなど)また、温度や湿度などの管理はどのようにしていますか?

夏場は人間が快適に過ごせる温度と同じにしています。(エアコンは時々、北海道の為時々で済みます)

冬場はストーブを焚きます。夜間、日中外出時は設定温度を低くして付けっぱなしです。 (植物の為に24時間快適温度にしたい気持ちは山々なのですが、年々高騰する灯油代が恐ろしくここは植物にも耐えてもらっています)

湿度は高湿度が好みな品種には簡易温室に入れて育成しています。
また、鉢の下に軽石ココチップがミックスされた用土を敷いて鉢内の残水を吸い上げてもらい、空間湿度を高めています。

インテリアに馴染む照明が理想

――植物育成の照明において重視されている点は何ですか?

デザイン性を重視しています。

インテリア照明が好きなので、他の照明とケンカしないよう且つお部屋の雰囲気に馴染む物が好みです。

――BARRELの植物育成ライトで使っているアイテムはありますか?どこが気に入っていますか?

・NEO TSUKUYOMI 20W ブラック
・フレキシブルアームライトスタンド

重厚感のあるデザインが気に入っています。 THE育成ライト!というような機械的な光じゃない所が好きです。

高い位置やハンギングが多い為、スタンドタイプが重宝しています。

――どのような形状、スペックのライトがあるとお役に立てそうですか?

願望というか、あくまでただの妄想なのですが、お部屋はインテリア性を重視しているので 沢山の育成ライトを設置する事には抵抗があります。

室内に差し込む太陽光を観察していると、数分数秒毎に光が移動している事が分かるので、電動でアームが移動や回転するような物があれば一点集中ではなく数鉢に太陽光のように自然に光を与えてやれるのではと想像と理想です。

――植物を育成されている方に向けて、初心者やユーザーの方にメッセージをお願いします。

激しく進化する情報時代にあり、多くの園芸マニュアルを知る事ができます。

疑問や不安を解決してくれる事もありますが、情報を上手く落とし込み、独自の栽培方法を見つけた時に手応えを感じると思います。

失敗無しには手に入らない高揚感もあります。
癒される感覚やワクワクする感情を大事に園芸できるのが一番だと思っています。

楽しみましょう♫

――あなたにとって植物とは何ですか?

喜びや落胆を感じさせてくれる存在。

呼吸しているインテリアだと思っています。

――ありがとうございました。

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