梅雨の植物育成で失敗しない!植物への影響や育成のポイントを解説

梅雨の時期は湿度が高く、雨が続くことで植物の育成環境にも大きな変化が起きます。普段と同じように育てていたつもりでも、梅雨に入ると急に元気がなくなったり、葉が変色したりすることも少なくありません。本記事では、梅雨が植物に与える影響や育成のポイント、よくある失敗例とその対策を解説します。

梅雨が植物に与える影響とは

出典:Adobe Photoshop

日本の梅雨は長期間にわたって湿度が高く、日照時間が少なくなるため、植物にとっては過酷な環境になることもあります。以下では、代表的な梅雨期の植物への影響をご紹介します。

根腐れしやすくなる

梅雨は湿気が多く、土の中も乾きにくいため、必要以上に水分を含んだ状態が続きやすくなります。これにより、根が酸欠状態になり、根腐れを起こすリスクが高まります。とくに排水性の悪い土や鉢を使っている場合は要注意です。

日照不足になる

雨や曇りの日が続くと、植物が必要とする太陽光が不足しがちです。これにより、光合成の働きが弱まり、成長が鈍ったり、徒長と呼ばれるヒョロヒョロとした不健康な成長をしてしまったりすることがあります。

病害虫やカビが発生しやすくなる

高湿度は病害虫やカビの温床にもなります。特に葉の表面に水滴が残りやすくなると、カビや病気(うどんこ病や灰色カビ病など)が発生しやすくなります。また、ナメクジやハダニなど、湿気により室内の環境でも増殖しやすい害虫にも注意が必要です。

水はけが悪くなる

連日の雨で土が常に湿った状態が続くと、鉢や花壇の水はけが悪くなり、植物の根に酸素が行き渡らなくなります。鉢底の穴が詰まっていたり、鉢皿に水がたまったままになっていたりする場合は水はけが悪いサインです。

梅雨期の育成ポイント

撮影:BARREL

梅雨期の植物への影響を最小限に抑えるためには、日常のお手入れを少し工夫するだけで効果があります。以下のポイントを押さえておきましょう。

水やりの頻度を見直す

梅雨の時期は土が乾きにくいため、普段の水やり頻度を見直しましょう。基本的には「土がしっかり乾いてから水を与える」が原則です。指で土を触って確かめたり、鉢を持ち上げたときの重さを確認したりして土が乾いているかの判断をしましょう。

通気性を整える

風通しを良くすることで、湿気を逃がし、病害虫の予防にもつながります。室内であれば、サーキュレーターや換気を活用して空気の流れをつくりましょう。風は植物にとってかなり重要な要素です。植物同士の間隔を広めにとるのも効果的です。

植物育成ライトを活用する

日照不足を補うためには、植物育成ライトの導入がおすすめです。植物育成ライトは、梅雨の暗い日でも太陽光の代わりに安定した光を植物に届けることができます。植物の成長に必要な波長(色)や明るさを提供してくれるので、観葉植物や多肉植物、家庭菜園を室内で行っている方には心強いアイテムです。室内での植物育成ライトの取り付け方については、以下の記事で詳しく解説しています。

植物育成ライト 取り付け方

よくある失敗とその対策

撮影:BARREL

梅雨期の植物育成では、気をつけていても失敗してしまうことがあります。ここでは代表的な失敗例と対策を紹介します。

ケース① ライトを当てたのに徒長した

原因光の強さや照射時間が不十分だった可能性があります。また、光の方向が偏っていたために植物が光を求めて伸びすぎた可能性もあります。

対策 光の強度(照度)を上げ、12〜14時間の点灯を目安にしてみましょう。光が一方向からしか当たっていない場合は、植物を定期的に回して均等に光を当てることも大切です。

ケース② 蒸れて葉が落ちた

原因 風通しが悪く、葉の間に湿気がこもったことで蒸れてしまった可能性があります。

対策 植物同士の距離を開けたり、定期的に葉を剪定したりして空気の通り道を作りましょう。サーキュレーターを使うのもおすすめです。

ケース③ 実が割れてしまった/腐ってしまった

原因 梅雨のまとまった雨や過剰な水やりで一気に水分を吸い、実が膨張に耐えきれず割れてしまう、または湿気で実が腐ることがあります。

対策 水やりの管理に加え、土壌の排水性を高める工夫をしましょう。鉢栽培なら鉢底石や通気性の高い用土を使うのがポイントです。

梅雨の植物育成にはBARRELの植物育成ライト

梅雨時の育成環境を安定させるには、植物育成ライトの活用が非常に効果的です。特にBARRELの育成ライトは、自然光に近いフルスペクトルの光を再現し、日照不足による植物のストレスを軽減します。

SHELF GROW SLIMは薄型・面発光タイプの植物育成ライトです。棚下などの光が届きにくい場所でも、ムラなく均一に照射することができます。省スペース設計ですっきりと、最大15台まで連結が可能です。フルスペクトルLEDが自然な光を再現し、植物本来の色を美しく引き出しながら植物の健やかな成長をサポートします。

【SHELF GROW SLIM】植物育成ライト LED 薄型スリム 室内育成用照明

小型送風機Aechmeaはコンパクトなサイズで場所を取らずに設置できる送風機です。4段階の風量調節ができ、梅雨期もしっかりと植物に風を送ります。静音設計なので、室内での植物育成でも気にせず空気を循環させることができます。

BARREL 小型送風機 植物育成 Aechmea エクメア 送風機 風量調整 静音設計 コンパクト シンプル おしゃれ