水槽やボトルなどの透明な容器の中で動植物を育てるテラリウム。生物を美しく育てられることから、テラリウムの人気は高く、始めてみたい方も多いのではないでしょうか。本記事では、テラリウムの魅力や種類、始め方を解説します。
テラリウムとは?
テラリウムとは、「テラ(土地)」と「アリウム(場所)」を組み合わせた造語であり、水槽やボトルなどの透明な容器の中で動植物を育てる手法を指します。19世紀にヨーロッパで誕生しました。発明された当初は中南米やアジアから中南米から珍しい植物をヨーロッパへ持ち帰る手法として用いられましたが、やがて家庭で簡単に植物を育てる手法として、広まりました。日本では、1980年代に園芸雑誌で紹介されて知名度が高まりました。現在は、専門店ができるほどテラリウムは人気を集めています。
テラリウムの魅力

テラリウムは、ガラス製の容器の中に植物や苔、カエルや巻き貝などの小動物などを配置して小さな自然を再現できます。好みの植物をじっくり育ててみたり、ミニチュアを設置したり植物と共に生き物を育てたりと楽しみ方はさまざま。植物の種類によっては一般的な鉢植えよりも管理が楽で、家にいる時間が少ない方でも長く楽しめるのも魅力です。
似ているようで違う?テラリウムの種類
テラリウムにはさまざまな種類があります。ここでは、初心者でも比較的始めやすい3種類のテラリウムを紹介します。
コケリウム
コケリウムは、コケを主体として育てるテラリウムです。いろいろな種類のコケを育てられ、他の植物より管理も簡単。コケは耐陰性が高いので、日のあまり当たらない部屋の中でも問題なく育てられます。石や木材、ミニチュアなどを容器の中に配置して、独自の世界観を構築して楽しんでいる方も多いです。
パルダリウム
パルダリウムは、透明な容器の中に陸地と水辺の両方の環境を再現し、熱帯雨林のような空間を作り出す手法です。テラリウムとアクアリウムの中間のようなポジションで、陸地部分には蘭やシダなど多湿を好む植物を配置し、水辺には岩や流木などを配置するのが基本です。イモリやカエルなどの両生類を飼育する方もいます。一見すると難易度が高めに見えますが、30㎝四方の小さなキューブ型容器でも始められます。愛好家の中には、大型水槽を使って迫力ある自然のミニチュアを作り上げるケースもあり、奥が深い世界です。
アクアテラリウム
アクアテラリウムは、水槽の中に魚やエビ、貝などの生き物や水草を設置し、水中の自然を再現する手法です。淡水魚だけでなく、熱帯の海に住む魚や貝類、イソギンチャクなど、いろいろな生き物を飼育できます。生き物を飼育する楽しみだけでなく癒し効果も高く、商業施設やホテルなどにも設置されています。最初はメダカや金魚、ヤマトヌマエビなど淡水で飼育できる生き物と水草からスタートするのがおすすめです。
テラリウムの始め方

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ここでは、テラリウムの簡単な始め方を紹介します。テラリウムではいろいろな植物を育てられますが、初めて育てる植物は、環境の変化に強く頻繁に世話をしなくても大丈夫なものがおすすめです。
コケリウムから始めるのがおすすめ
初めてテラリウムにチャレンジするならば、コケリウムがおすすめです。コケリウムとは、“コケ(苔)”と“テラリウム”を組み合わせた日本の造語です。コケは耐陰性があり、部屋の中でも一定の湿度があれば育てられます。管理も難しくないため、テラリウム初心者の方でも大丈夫です。手のひらサイズの容器でも感性を活かして独自の世界を構築できます。初心者さんには、コケリウムの定番「ホソバオキナゴケ(細葉翁苔)」や明るい緑色が映える人気種「シノブゴケ(忍苔)」が人気です。最初は1種類のコケから始め、育成に慣れたら複数のコケを寄せ植えにしたり、コケと多肉植物を一緒に育成したりするなどの楽しみ方もおすすめです。
キットを利用する
インターネット通販やホームセンター、テラリウム専門店などでは、必要な道具がセットになったキットが、お手頃な価格で1,500円〜3,000円前後から販売されています。まずはキットを利用すれば、お手軽にテラリウムを始められます。お好みの植物、容器がセットになったものを選んでください。
テラリウムの基本的な管理方法
ここでは、テラリウムの基本的な管理方法を紹介します。これからテラリウムを始める方は、参考にしてください。
適切な湿度を保つ
テラリウム内の湿度は60~90%以上を保つのが理想です。定期的に霧吹き等を利用して湿度を保ちましょう。また、テラリウムは高温が大敵です。直射日光が当たらない風通しがよい場所に置き、夏場は室温にも気を配りましょう。容器内が曇っているようならば、温度が高すぎます。
時々ふたを開けて新鮮な空気を入れる
植物は新鮮な空気が必要です。密閉容器で植物を育てているならば、定期的にふたを開けて新鮮な空気を入れましょう。その際、植物を触ってみて湿度を確認しましょう。しっとりと湿っているならば、湿度もちょうどいい状態です。ただし、長時間ふたを開けっぱなしにすると乾燥しすぎてしまうので注意しましょう。
美しいテラリウム写真
ここでは、テラリウムの魅力がひと目で伝わる、思わず見とれてしまうような美しい写真をご紹介します。初心者の方もぜひ参考にしてみてください。

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苔と流木を巧みに組み合わせ、独自の世界観をガラス容器の中に作り出しているテラリウム。丸型と四角型、それぞれの容器が持つラインの対比も見どころの一つです。照明による陰影がストーリーを作り出し、見る人の想像力を掻き立てます。壁のインテリアも世界観の構築に一役買っています。

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照明の効果により、まるで絵画のような印象を見る人に与えてくれるテラリウム。前列と後列で高さに変化をつけたことで、狭いスペースにたくさんの容器を置いてもすっきりと見えます。黒いテーブルと白い壁の対比も良いアクセントとなり、テラリウムを引き立てています。

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立方体のガラス容器に美しく構成された苔と、ビビッドな紫葉植物が印象的なテラリウムです。食虫植物もアクセントとなり、自然の生態系を感じさせる構成となっています。上部からの育成ライトが光の演出と成長サポートを両立しており、インテリア性と植物育成を見事に融合させた一作です。

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部屋の中央で圧倒的な存在感を放つ大型アクアテラリウム。水槽内は流木や水草で立体的に構成され、自然の渓流を思わせる美しさです。上部からのライトが幻想的な陰影を生み出し、水草の鮮やかなグリーンと魚たちの色彩が一層引き立っています。

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円筒形とキューブ型、丸型と異なる水槽を並べたテラリウム。曲線が全体の躍動感を演出しています。自然光に近いライトが柔らかく水中を照らし、飽くことなく眺めてしまう作品です。壁際のパキラや絵画、小物類なども合わせて一つの世界が構築されています。
テラリウムを育てるならBARRELの植物育成ライト
テラリウムは室内で育てるのがおすすめですが、美しく植物を育てるならば日の光も必要です。BARRELの植物育成ライトならば、演出性が高く太陽光の代わりにテラリウムとセットでインテリアとしても活用できます。
yew-7wは、コンパクトでインテリア性も高いスタンドタイプの植物育成ライトです。手のひらサイズのテラリウムやコケリウムの光源としてもピッタリ。もちろん、観葉植物の育成にも利用できます。
AMATERAS 10Wは、コンパクトでさまざまな場所に設置できるライトです。水槽の上から光を照らすことができ、アクアリウムやテラリウムを美しく演出するライトとしても利用できます。高い演色性を誇り、クリアで美しい光が植物の成長とともに幻想的な空間を演出します。



