サンスベリアはどんな植物?人気の種類やその理由、元気に育てるコツまで解説

サンスベリアは、剣先状の葉が特徴的な観葉植物です。オフィスや商業施設などいろいろな場所に設置されているため、見たことがある方も多いでしょう。本記事では、サンスベリアの特徴や人気の種類、さらに元気に育てるコツ等を解説します。サンスベリアを育ててみたい方は、ぜひ参考にしてください。

サンスベリアとは?

サンスベリアとは、キジカクシ科(旧リュウゼツラン科)に属する多年草です。肉厚で剣先状や棒状の葉を持ち、斑や縞模様が入る品種もあります。アフリカ、南アジアなどの熱帯・亜熱帯の乾燥地が原産のため、乾燥に強い品種が多いのが特徴です。

「トラノオ」とも呼ばれ、明治時代に「チトセラン」という名前で日本に持ち込まれました。その後、高度成長期に観葉植物の需要が高まるにつれて全国に普及していき、現在もオフィスや商業施設に広く置かれています。現在は約70種類の園芸種が流通しており、新しい品種も登場し続けています。葉の形や伸び方などが品種によって異なるので、お気に入りの品種を探してみるのも楽しいです。

サンスベリアが人気な理由

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観葉植物の中でもサンスベリアは、初心者から植物愛好家まで幅広く人気があります。ここでは、サンスベリアが人気な理由を4点ご紹介します。

空気清浄効果があると宣伝された

サンスベリアは、「空気清浄効果がある」「マイナスイオンを多量に発生させる」「ホルムアルデヒドやベンゼン、トリクロロエチレン等の有害物質を吸収する効果がある」といった宣伝が行われ、一気に注目を集めました。

これは、NASAが1980年代に行った「室内植物による空気浄化研究」に基づいています。この研究では、観葉植物が揮発性有機化合物(VOC)を吸収し、空気中の有害物質を減少させる可能性があることが示されました。サンスベリアはその中でも特に、ホルムアルデヒドやベンゼンといった化学物質の吸収能力が高いとされ、室内空気の改善に寄与する植物として注目されました。

その効果から、オフィスや商業施設で積極的に採用されている観葉植物です。しかしその効果は、あくまで実験室の特殊な環境で確認されたものであり、一般的な家庭やオフィスの広い空間に置いた場合、空気清浄機のような明確な浄化作用を期待できるわけではありません。近年の研究や専門家の見解では「観葉植物による空気清浄効果はごく限定的」とされています。

スタイリッシュな見た目

サンスベリアは、シュッとした形の葉が上に向かって伸びるスタイリッシュな見た目をしています。種類によって葉に縞や斑が入り、個性的な見た目になっているものもあります。インテリアに合わせて、お気に入りの一鉢を探すのも楽しいです。また、品種によって大鉢仕立てにもできれば、机の上に飾れるサイズのものもあります。飾る場所によって、選択肢が豊富なのも人気の理由です。なお、大きくなる品種は1鉢でも存在感があり、複数の株を大きな鉢に植えると迫力が出ます。

品種が豊富

サンスベリアは現在、約70種類の園芸種が流通しています。種類が違えば、葉の形や色、成長の仕方が異なり、コレクションする楽しみがあります。大きさもさまざまで、両手に収まるサイズのものを複数並べて飾るのも面白いです。一鉢ずつ気に入ったものを増やしていくのもおすすめです。

室内でもよく育ち、どんどん増える

サンスベリアは乾燥に強く、よく育ちます。耐陰性もあるため、葉が過剰に伸びてしまう「徒長」が起こりにくいのもメリットです。サンスベリアは成長するだけでなく、新しい株を増やしやすい観葉植物です。よい環境で育てていると、ある日、土から別の株がにょきっと顔を出します。これは地下茎が横に伸び、そこから新しい株が生えてくる仕組みです。

新しい株がある程度大きく育ったら、株を根ごと切り分けて植え替えることで、一鉢から二鉢、三鉢と増やすことができます。サンスベリアは葉を切り取って乾燥させ、土に浅く挿しておき発根させる「葉挿し」という方法でも増やせます。剪定で刈り取った葉を発根させて育てる楽しみも得られます。

サンスベリアの人気の種類3選

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サンスベリアにはたくさんの種類が流通しています。ここでは、入手しやすく育てやすい人気の種類を3つ紹介します。

サンスベリア・ローレンチー

サンスベリア・ローレンチーは、サンスベリアの中で最もスタンダードな種類です。黄色い斑模様が特徴的で、肉厚な葉がまっすぐ上に向かって伸びていきます。園芸店のほか、ホームセンターやネット通販でも販売されています。入手しやすいので、サンスベリアの最初の一鉢としてもおすすめです。大きさは50㎝〜120㎝程度まで大きくなるので、設置する場所はある程度の広さと高さを確保しておくといいでしょう。寒さに弱いため、室温は5℃以下にならないように注意しましょう。

サンスベリア・スタッキー

サンスベリア・スタッキーは、まるでトゲのような形の葉が特徴のサンスベリアです。サンスベリア・ローレンチーと比較すると、印象的な見た目をしています。葉の長さは90㎝ほどにもなるので、大鉢にいれて玄関に飾れば迫力あるインテリアになります。乾燥にかなり強く、鉢の土が完全に乾いてからたっぷりと水やりをすれば大丈夫です。サンスベリア・ローレンチー同様に、冬の時期や寒冷地では5℃以上の室温で育てましょう。

サンスベリア・ハニー

サンスベリア・ハニーは葉がまっすぐではなく放射状に伸びていく種類です。葉の周囲を縁取るように斑が入っているものもあり、見た目も印象的です。また、不定期に小さい白い花をつけるので、葉だけでなく花も愛でられます。サンスベリア・ハニーは、サンスベリアの中ではサイズが小さく、成長しても20㎝程度です。そのため、卓上に飾ったり複数の鉢を並べたりするような楽しみ方ができます。

土以外でも、「ハイドロカルチャー」と呼ばれる「発泡煉石」でも育てられます。ハイドロカルチャーは土と比べると虫が湧きにくく、水の量を目で確認できるといったメリットがあります。ハイドロカルチャーは、一般的なブラウンだけでなく、白い色もあるため、ガラス鉢にいれて育てるとおしゃれな見た目になります。

サンスベリアを元気に育てるコツ

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ここでは、サンスベリアを元気に育てる4つのコツを紹介します。特に、室内でサンスベリアを育てたい方は参考にしてみてください。

日光はレースのカーテン越しにあてる

サンスベリアに直射日光を当てると、葉やけの原因になります。また、耐陰性もあるため、定期的に外へ出す必要もありません。しかし、日の光が全く入らないと成長が止まってしまうため、明るい日陰やレースのカーテン越しに日光を当てるくらいがおすすめです。オフィスならば、ブラインド越しに日光を当ててもいいでしょう。窓のない室内で育てる場合は、植物育成ライトを使うと日光の代わりになります。

室温を15度以上に保つ

サンスベリアは、乾燥した気温の高い地域を原産とする植物です。乾燥には強いですが、寒さには弱い品種が大半なので、室温を最低でも5℃以上、元気に育てたいならば15℃以上で育てましょう。冬は暖房がきいている室内ならば問題ありません。

しかし、エアコンの風に直接当ててしまうと葉が変色する可能性があるため、暖房の温風が直接当たらない場所で育てましょう。玄関など寒くなりやすい場所で育てている場合は、冬場だけでも置き場所を変えてください。オフィスなど、人がいなくなると暖房が止まって寒くなる場所は、可能であれば暖房がきいた場所に移動させましょう。

乾燥気味に育てる

サンスベリアは鉢の土が常に湿っていると、根腐れを起こす恐れがあります。毎日水やりする必要はありません。土の状態をチェックし、完全に乾いている状態のときに鉢の底からたっぷり水があふれるくらい水やりを行います。鉢カバーや水受けがある場合は、水やりの後で必ずたまった水を捨ててください。そのままにしておくと根腐れの原因となります。

ただし、乾燥しすぎても葉が変色してしまいます。気密性が高く、エアコンで乾燥しがちな部屋で育てる場合は、霧吹きで葉に水を吹きかける「葉水」を行い、乾燥のし過ぎを防ぎましょう。

葉のほこりを拭き取る

サンスベリアは、大きな葉が魅力的な植物です。その分ほこりが葉に溜まりやすいので、定期的にふき取ってください。固く絞った布で拭けば、葉水の代わりにもなります。ペットがいるご家庭の場合は、体毛が葉に付きやすいのでこまめにチェックしておくと、サンスベリアを長く美しく保てます。

サンスベリアの元気がないサイン!対処法をご紹介

サンスベリアは生命力が強い植物ですが、適切な育て方をしないと枯れてしまう可能性もあります。ここでは、サンスベリアが弱ってきたサインと対処法をご紹介します。早く対処すれば元気を取り戻す可能性も高くなるので、覚えておくと役立つでしょう。

葉がしおれている

サンスベリアの葉がしおれている場合は、以下のような原因が考えられます。

・ 水不足

・ 根腐れ

・ 日照不足

・ 寒さ

複数の原因があるため、まずは原因を突き止めましょう。まずは土の乾燥具合を確認し、乾燥していれば水やりをしてください。水不足の場合は、水をやって1日程度で葉が元気になってきます。逆に水のやりすぎは根腐れを起こします。土から腐敗臭が漂っている、根元がぶよぶよしているといった症状が出ている場合は、鉢からサンスベリアを抜いて、腐った根をすべて切り落とし、乾いた土に植え替えましょう。

寒さが原因の場合は暖かい場所に移動し、日照不足が原因の場合は、レースのカーテン越しに日が当たるような場所に移してください。しおれている葉が1〜2枚ならば、枯れた葉を取り除けば復活する可能性があります。全体の3分の1以上の葉が枯れてしまうと手遅れになるケースもあるため、早めに対処することが大切です。

葉が薄くシワシワになっている

葉が薄くシワシワになる原因としては、「葉がしおれている」のと同じ原因のほか、「葉やけ」と「根詰まり」が考えられます。葉やけは、直射日光が原因です。日を遮るものがない、日当たりがとても良い場所に置いている場合は、遮光できるアイテム越しに日を当てるようにしてください。

根詰まりの場合は、鉢の下から根が出ているケースもあります。そっと鉢からサンスベリアを持ち上げてみて、根っこがびっしりと絡まり合っている場合は、一回り大きな鉢に植え替えてください。葉が薄くシワシワになった場合、その葉はやがて枯れてしまう可能性が高いです。枯れた葉は、根元からハサミで切り落としましょう。

成長期に成長が止まってしまった

サンスベリアの成長期は7〜8月です。この時期のサンスベリアは葉がぐんぐんと伸び、新しい葉が盛んに顔を出します。株分けや葉挿しをするならばこの時期がおすすめです。この時期に葉が伸びなかったり、芽が出なかったりする場合は、根に問題があったり、室温が低すぎたりする可能性があります。根が腐ったり乾燥して枯れてしまったりすると、葉が元気に見えても成長ができません。サンスベリアを鉢から持ち上げてみて、根の一部が元気ならば、腐ったり枯れたりしたところをすべて取り除いて植え替えます。

また、サンスベリアは外気温が10℃以下になると成長が止まります。夏場、エアコンの冷たい風が直接当たる場所に置いておくと、サンスベリアが10℃以下と判断して成長を止めてしまう可能性もあります。

このほか、土が栄養不足だと成長が阻害される可能性があります。「成長はしているようだが遅い」と思う場合は、液体肥料を与えてみてください。適量よりもやや少なめがおすすめです。肥料の量が多すぎると根腐れする恐れがあります。

サンスベリアを室内で育てるならBARRELの植物育成ライト

サンスベリアを日の当たりにくい室内で育てる場合は、植物育成ライトを利用するのがおすすめです。植物育成ライトは、日光に近い波長で設計されたライトであり、植物を健康に育てるだけでなく、美しく演出する効果もあります。

BARRELの「NEO TSUKUYOMI 20W」は、太陽光に近い青波長と赤波長のバランスの取れた光を提供する植物育成ライトです。植物をより自然に近い状態で育てることができ、美しく見せられます。シンプルで高級感のあるデザインで、どんなインテリアにもしっくりとなじむのも特徴です。日光が入り込みにくい場所で植物を育てる場合はもちろんのこと、植物の色合いを美しく演出したい場合にもおすすめです。

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Akondは、アイアン素材を使用した高級感のあるライトスタンドです。スタイリッシュなデザインで植物やインテリアを邪魔しない設計となっており、角度調整可能で照射位置が変更できます。高さは54cmと74cmの2種類から選ぶことが可能です。
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