ドラセナは「幸福を呼ぶ木」と呼ばれることもあり、縁起のいい木として高い人気を集める観葉植物です。細くてすらっとした葉はスタイリッシュな印象を与えてくれます。この記事では、ドラセナの概要や観葉植物としての歴史、魅力、さらには育てる際のポイントなどをご紹介します。
ドラセナとは

ドラセナとは、主にアフリカを原産地とする植物です。観葉植物として販売されているケースが多く、そのシャープな形の葉は室内をおしゃれに彩ってくれます。また、品種の多さもドラセナの特徴の1つです。葉の色や形、大きさ、幹の太さなど、バリエーションが豊かであるため、自分の好みや部屋の雰囲気に応じて選択できます。中には赤や黄色の斑入りの葉のものもあります。強さと丈夫さを兼ね備えた植物であることから、園芸初心者にも育てやすい点も大きな特徴です。
ドラセナの観葉植物としての歴史と文化
観葉植物として人気を集めるドラセナは、長い歴史を持つ植物でもあります。また、その長い歴史の中では、神聖なもの、幸福や繁栄を象徴する存在として扱われてきました。ここでは、ドラセナの観葉植物としての歴史や文化的な側面における扱いについて解説します。
古代から装飾・神聖植物として扱われてきた
品種が豊富なドラセナの中でも、「ドラセナ・ドラコ」や「ドラセナ・シナバリ」はリュウケツジュと呼ばれています。リュウケツジュとは、漢字にすると「竜血樹」となり、文字通りドラゴンの血が流れている樹だと考えられてきました。このリュウケツジュの樹液を乾燥させてドロップにしたものは「竜血」と呼ばれ、薬品や塗料などとして2,000年以上も前の古代の時代から取引されてきた、という歴史があります。
現在でこそ、一般的な観葉植物として流通しているドラセナですが、長い歴史の中で神聖な植物として扱われてきた点は他の植物にはない大きな特徴です。
幸福・繁栄・長寿を象徴する伝承
ドラセナは、幸福や繁栄、長寿を象徴する存在としても知られています。これは、ドラセナが別名「幸福を呼ぶ木」として呼ばれていることからもわかります。なぜ、このように呼ばれているのかというと、ドラセナの各品種には幸福にまつわる花言葉が付けられているためです。
・ドラセナ・マッサンゲアナ:永遠の愛、隠しきれない幸せ
・ドラセナ・ソングオブインディア:幸福、幸せな恋
・ドラセナ・サンデリアーナ:開運、長寿
・ドラセナ・デレメンシス・コンパクタ:幸福
・ドラセナ・コンシンネ:真実
このように、幸福を呼び込んでくれそうなさまざまな花言葉が付けられています。ドラセナを観葉植物として自宅に置きたい方は、花言葉から選んでみるのもおすすめです。
現代インテリアで幸運シンボルとして再評価
ドラセナは、古代から続くその神聖なイメージや幸福の象徴としての意味は今もなお受け継がれています。現代でも幸福のシンボルとしてリビングやオフィス、ホテルのロビーなど、幅広い場所で活用されています。また、風水においても、ドラセナは幸運を招き入れる観葉植物として用いられています。
また、シンプルで洗練されたフォルムが北欧風やミニマルなインテリアにも馴染みやすく、観葉植物の中でも特に人気が高まっています。インテリアグリーンとしての美しさと、古来より受け継がれてきた幸運の象徴としての両方を兼ね備えたドラセナは、現代の暮らしに心地よい癒しと前向きなパワーをもたらしてくれる存在として再評価されているのです。
ドラセナの魅力

ドラセナは、さまざまな魅力を持つ観葉植物です。ここでは具体的にどういった魅力を持っているのか解説します。観葉植物としてドラセナの購入を検討している、興味があるといった方はぜひ参考にしてください。
インテリアにもなる洗練された見た目
細くて柔らかい幹を持つドラセナは、シンプルでスタイリッシュな見た目をしており、室内のインテリアとして活躍してくれます。また、ツンと上をむいて広がる葉は、存在感抜群です。1つ室内に設置するだけでも、その印象を大きく変えてくれます。品種によっては、色鮮やかな葉のものもあるため、シックで落ち着いた雰囲気の部屋にも、明るい雰囲気の部屋にも合わせられます。
成長がゆっくりで形が崩れにくい
ドラセナは、比較的ゆっくりと成長する植物です。そのため、じっくりと育てながら成長していく姿を楽しむことができます。また、樹形が丈夫で形が崩れにくいことから、初心者にとっても育てやすい観葉植物です。室内で管理できるため、毎日の天候を気にしながらこまめに鉢の場所を移動させるといった手間もかかりません。
生育環境への順応力がある
ドラセナは、耐陰性を備えていることから室内で育てられるほか、一般的な植物と同じように屋外でも育てられる植物です。さまざまな生育環境に順応できる点はドラセナの特徴の1つだといえます。
また、乾燥にも強いため、土が乾燥してもすぐに枯れてしまう心配がありません。ただし、寒さと湿気には弱いため、屋外で管理する際には注意が必要です。気温が5度を下回る場合は暖かい環境に移す必要があります。
ドラセナを元気よく育てるポイント
ドラセナは、観葉植物初心者の方でも比較的育てやすい品種ですが、育成のポイントを押さえておくことで、より元気よく育てられます。ここでは、ドラセナを元気よく育てる際の具体的なポイントを紹介します。初めての観葉植物で不安、水やりの頻度や置き場所を把握しておきたいといった方はぜひチェックしてみてください。
水はたっぷりとあげる
ドラセナは春から秋にかけて生育期であり、この期間は鉢底から水が出てくるくらいたっぷりとあげることがポイントです。ただし、ドラセナは湿気に強くないため、水やりのタイミングは、土が乾いていることを確認したうえで行いましょう。また、あげた水が鉢皿に残ったままだと根腐れを起こす可能性があるため、水やりの後は水を鉢皿から捨てることが大切です。
一方で、冬は休眠期であるため、水やりの頻度は少なめとなります。具体的には、土が乾燥してから3〜5日後を目安に水やりを行いましょう。1回あたりの水の量は生育期と同じで鉢底から水が出てくるくらいが目安です。また、水やりの際に一緒に葉水を行うと葉の健康状態を維持できるほか、害虫予防にもなるため試してみてください。
肥料を春から秋の時期に与える
ドラセナへ肥料を与える際は、春から秋にかけての生育期がおすすめです。気温が上がり、活発に光合成を行う春から秋は、ドラセナにとって栄養を必要とする大切な時期です。ドラセナの場合、月に1〜2回を目安に観葉植物用の市販の肥料を使用すれば問題ありません。また、固形タイプの肥料と液体タイプの肥料のどちらも使用可能です。逆に、冬の間は気温が下がり成長が緩やかになるため、肥料を与えると根を傷める原因となることがあります。
日当たりのいい場所に置く
ドラセナは屋外でも屋内でも育てられますが、どちらの場合でも基本的には日当たりのいい場所に置きましょう。屋外であれば影のない場所に、屋内であれば日の光が差し込む窓際などがおすすめです。ただし、日差しが強いと葉焼けを起こす可能性があるため、屋外で育てる場合は、時間帯によって置き場所を変えるなどの対応が必要です。また、屋内でも直射日光が強く入り込んでくる場合は、レースカーテンなどを使って遮光することがポイントとなります。なお、ドラセナは寒さに弱いため、冬の間は植物育成ライトを活用しながら屋内で育てましょう。
2年に1回を目安に植え替える
ドラセナは、2年に1回を目安に大きな鉢へ植え替える必要があります。植え替えのサインは、ドラセナの根が鉢から飛び出るほど成長している、水はけが悪い、葉がよく落ちるようになったといった点です。植え替える際は、株よりも1〜2回りほど大きいものを選びましょう。
植え替えの時期は生育期がおすすめで、できれば暖かくなり始める5〜6月に行いましょう。これは、寒い季節の植え替えだと、寒さに弱いドラセナにかかる負担が大きくなるためです。また、植え替えの1週間ほど前から水やりを控えるようにするのもポイントです。水を上げた直後は根や茎が柔らかくなっており、植え替えの際にダメージを与えてしまうためです。植え替えた後は、鉢底から溢れるくらい水をたっぷりとあげましょう。
ドラセナの人気品種

ここではドラセナの中でも人気を集める品種をご紹介します。バリエーションが豊富なドラセナの中で、どれを選べばいいか迷っている方はぜひ参考にしてください。
ドラセナ・幸福の木
ドラセナ・幸福の木は、ドラセナの中でも代表的な品種です。ドラセナは生命力が強く、丈夫で枯れにくいことから、長寿や繁栄、家庭円満を象徴する縁起のいい木とされており、自宅のインテリアとしてはもちろん、贈り物にもぴったりです。
「ドラセナ・マッサンゲアナ」とも呼ばれており、これは同じ植物を指す学名(正式名称)にあたります。葉は緑色地に黄色の中斑が縦縞模様に入っており、印象的な見た目をしています。葉焼けを起こしやすいため、直射日光が当たらない場所で管理しましょう。
ドラセナ・フラグランス
ドラセナ・フラグランスは直立した太い幹が特徴の品種です。こちらも葉は緑色地に黄色の中斑が縦縞模様に入っています。また、中には斑の入り方が逆になっているものもあります。フラグランスという名称は、花の香りの良さに由来しているため、見た目の良さはもちろん、香りも楽しんでみてください。
ドラセナ・コンシンネ
ドラセナ・コンシンネは、細い葉が放射状に広がっている姿が印象的な品種です。スタイリッシュな印象を与えてくれる、さまざまなテイストの部屋に合わせられます。インテリアとしても高い人気を集めるこちらの品種は、室内でも育てやすく、観葉植物を初めて購入する方にもぴったりです。「真実」という花言葉から、贈り物にも適しています。
ドラセナ・マルギナータ
ドラセナ・マルギナータは、細くてシャープな葉と縦縞模様に入っている葉脈が印象的な品種です。幹の細さも相まって、スタイリッシュさと共に繊細な雰囲気も纏っており、他のドラセナとは違った美しさを味わえます。また、成長段階で加工を施せる品種であることから、さまざまな一点ものの樹形が存在する点も特徴です。自分のお気に入りの形状のものを見つける楽しさもあります。
ドラセナ・サンデリアーナ
ドラセナ・サンデリアーナは、開運竹や幸福竹と呼ばれることもあるなど、ドラセナの中でも開運や金運の象徴とされている品種です。緑と黄色のコントラストの綺麗さは、室内を華やかな雰囲気にしてくれます。自宅のインテリアとしてはもちろん、オフィスなどへの設置もおすすめです。また、耐陰性に強い品種であることから、初心者にも育てやすいとされています。
ドラセナを室内で育てるならBARRELの植物育成ライト
ドラセナは、直射日光に弱いことから、育てる際は光量の調節が必要不可欠です。自然光だとコントロールできないケースもあるため、葉焼けなどのリスクが高まります。一方で、植物育成ライトであれば照射距離や照射時間の管理ができるため、ドラセナの生育にもぴったりです。BARRELでは、太陽光に近い光量と波長を提供する植物育成ライトを提供しています。また、デザインにもこだわっていることから、インテリア照明としても活用可能です。
E26電球タイプの育成ライトである、WAP-SUN-20Wは、光合成効率を高めるために設計されたBARRELオリジナルレンズを採用しています。光を拡散してくれるタイプで、植物に柔らかい光を届けることができるこちらのレンズは、光阻害による光合成機能の低下を防いでくれる点が特徴です。また、人の目にもやさしい光となっているため、室内インテリアとしても素敵な演出をしてくれます。
フレキシブルアームライトスタンドは、角度と高さの調整ができるフロアスタンドです。115cm、150cm、184cmと3段階の高さを設定できるため、ドラセナの成長に応じて使用できます。ブラックもしくはホワイトのカラー展開となっており、シンプルなデザインでインテリアにも馴染みやすい点は魅力の1つです。



