【ネイチャーアクアリウム】アクアリウムは癒しと達成感を与えてくれる“生きた作品”-OWNER’s VOICE File39

日々の観察がアクアリウムの美しさを維持する

――アクアリウムを始めたきっかけを教えてください。始めて良かったと思うこともお願いします。

私が育った実家では祖父が池では鯉を、ビオトープでは水草やメダカを飼育していました。また多くの草花も植えられており、小さいながらも自然感溢れる家で育ちました。

とはいえ特別な関心を持つことは無く、私自身が初めて飼育したのは子どもの為に飼い始めたメダカでした。これがきっかけで水草水槽の世界を知ることになり、ネイチャーアクアリウムに魅了されていきました。今思えば祖父の影響が大きかったのだと感じます。

また、アクアリウムに熱中し大型水槽のレイアウトを始めたのを機にInstagramを始めました。そこで同じ趣味を持つ方々と情報交換を重ねる中で知識や視野が大きく広がりました。

アクアリウムを通じて、人とのつながりや学び、そして何より日々の癒しを得られたことが、この趣味の大きな魅力だと感じています。

――アクアリウムにおいて、特に気をつけていることや管理方法について教えて下さい。

アクアリウム管理で最も大切なのは、日々変化する水槽のバランスを保つことです。

その前提条件となるのが、硝化サイクルが正常に機能していること。要はバクテリアが元気なことです。私の場合は水草がメインのため、水草の状態には特に注意を払っています。

コケの発生状況や成長点の様子、葉の色など、さまざまな要素から水草の状態を読み取ります。 最終的には「美しく保たれているか」が指標になりますが、その美しさを維持するためには、日々の観察と小さな変化を見逃さないことが何より重要だと感じています。

――アクアリウムのレイアウトで特にこだわっていることはありますか?

レイアウトで特にこだわっているというよりも、まずは自分自身が楽しみながら水景をつくることを何より大切にしています。使ってみたい素材や水草を取り入れ、流木の配置や水草の重なり、奥行きを感じる道など、工夫しながら自由気ままに楽しんでいます。

また、水草が繁茂した華やかな景観を目指していますが、植栽した水草たちの成長タイミングを揃えるのは本当に難しいです。そういった点もこの趣味の奥深さであると感じています。

――アクアリウムをされていて失敗したなと思ったことはありますか?あれば理由を教えて下さい。

アクアリウムを始めた頃は、初心者が一度は通る道を一通り経験したと思います。育成環境が整わず、多くの水草を溶かしてしまい、中にはやっと手に入れた水草を失ったこともありました。

しかし、その失敗が大きな学びとなり、再挑戦して美しく成長させることができた時の感動は今でも忘れられません。更には自身のレベルアップを体感することができ、より一層この趣味が楽しくなりました。

――アクアリウムで今後挑戦してみたいことはありますか?

これまで多くの水草を育ててきましたが、まだ挑戦できていない種類は数えきれないほどあります。新たな水草の育成にチャレンジしたいという気持ちは常に持っており、その過程や成長の様子をInstagramで発信していきたいと考えています。

皆様からアドバイスをいただくだけでなく、私の投稿が誰かの目に留まり、「自分もやってみたい」と感じていただけるような発信を目指していきます。

――SNSや本、動画など、アクアリウムの情報収集はどのようにしていますか?

水草や魚の育成方法を調べる際は、Instagramやインターネット、雑誌、そして最近ではChatGPTなど、さまざまな情報源を活用しています。

ただし、それらの情報がすべて自分の環境に当てはまるとは限りません。得た情報を参考にしつつ、自分で計画を立てて実践し、その結果を考察して次に活かすことを大切にしています。

手間も時間も費用もかかりますが、自分自身の経験から学んだことこそが、何よりの財産だと感じています。

光量や照射距離で変わる水草育成

――植物育成ライトを使うことで、植物の成長や見た目にどのような違いを感じましたか?

私は赤系の華やかな有茎草が好きで、水中に咲き誇る花のような姿を目指して育成しています。そのために欠かせないのが、植物専用の育成ライトです。

適切な光量を確保することで光合成が活発になり、新芽の展開が促進され、徒長を防いで節の詰まった美しい姿に育てることができます。また葉の発色も一層鮮やかになり、水槽全体の華やかさが増します。

水草の魅力を最大限に引き出す為には、照明選びも特に重要なポイントと感じています。

――アクアリウムの照明において重視されている点は何ですか?

私が照明で最も重視しているのは「水草を美しく育てること」です。照明を選ぶ際はデザインやコスパも大切ですが、それ以上に育てたい水草の種類や水槽サイズ、レイアウトに対して光量や照射範囲などの仕様が適しているかを考慮しています。

また、照明の使い方も選定と同じくらい重要だと考えています。照射距離や位置、点灯時間を水草の成長やコケの発生状況に合わせて調整し、健康的で美しい水景を維持できるよう心がけています。

――アクアリウムのライトや設備で特に気に入っているアイテムはありますか?

私が特に気に入っているライトは Yew-7W です。ボトルアクアなどの小型のアクアリウムに最適で、フレキシブルアームにより照射距離を自由に調整できる点が魅力です。

光量も十分で、さらに調光機能が備わっているため、立ち上げ初期やコケが発生した際には簡単に光量を抑えることができます。

また、水草の発色が非常に良く、水全体がクリアで輝いて見えるのもお気に入りの理由です。水中葉・水上葉ともに健康的に育ち、扱いやすさと性能のバランスにとても満足しています。

――ユーザー様やアクアリウム初心者の方に向けて、メッセージをお願いします。

私自身まだ学ぶことが多く、恐縮ではありますが、初心者の方がレベルアップを目指すなら「目を肥やすこと」を意識してみてください。

コンテスト作品や美しい水景をたくさん見ることで、多くの気づきを得ることができます。流木や石の配置、水草の配色、化粧砂の使い方など、気に入った部分を少しずつ取り入れてみるのも良い経験になります。

また、水草が調子を崩す前兆を見抜くことも大切です。頂芽の萎縮や葉色、コケの出方など、日々の観察が経験となり、確実にレベルアップにつながります。

――あなたにとってアクアリウムとは何ですか?

私にとってアクアリウムは、癒しと学び、そして達成感を与えてくれる“生きた作品”です。 レイアウト作成に没頭したり、美しい水草の間を魚たちが行き交う様子を眺めていると、日々のストレスも自然と和らぎます。

そして水草が健康的に育ち、想い描いた水景に仕上がった時には心から喜びを感じます。アクアリウムは私の生活に欠かせない存在であり、これからも大切にし続けたいと思います。

――ありがとうございました。

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