クラッスラは、200以上の品種がある多肉植物であり、その姿や色、形のバリエーションの豊富さが特徴です。室内で育てることもできるため、お部屋に観葉植物を飾りたい方におすすめです。この記事では、クラッスラの概要や魅力、育て方の基本などを紹介しています。
クラッスラとは

クラッスラとは、南アフリカや東アフリカなどを原産とする多肉植物です。品種によって、白やピンク、赤などの小さな可愛らしい花を咲かせる点が特徴であり、お部屋に飾ってインテリアとして楽しむこともできます。
また、クラッスラは肉厚の葉や茎に水分を蓄える性質を持ち、乾燥に強い植物です。小型でコンパクトに育つ品種から、群生しているものや高く伸びて成長する品種など、自分の好みや部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。葉の形状も丸いものから細長い楕円形のもの、星形に広がっているものなど異なるため、数多くの姿形から選ぶ楽しさがあります。
クラッスラの魅力
クラッスラは、さまざまな魅力を持ち、高い人気を誇る植物です。ここでは具体的にどのような魅力があるのか解説します。
驚くほど多彩な姿と色がある
クラッスラの特徴の1つが品種の豊富さであり、改良品種を含めると200種類以上といわれています。品種が多いとその姿や形、色も異なっており、草丈が3cmほどの品種もあれば、100cmほどのものもあります。花の色も白やピンクなど多彩であるため、お気に入りのものを見つけて部屋に飾ったり、コレクションしたりする楽しさも味わえます。
3つの生育期がある
クラッスラは、品種ごとに原産地の気候が異なるため、生育期も大きく3つのタイプに分かれます。春と秋の穏やかな気温の時期に最もよく育つ「春秋型」、気温が高くなる夏に成長が活発になる「夏型」、そして涼しくなる秋から冬にかけて生育する「冬型」です。
このように育つ季節がそれぞれ異なるため、品種の特性に合わせた管理を行うことが健康に育てるポイントになります。また、生育期の異なるクラッスラを組み合わせて育てることで、どの季節にも成長の変化を楽しむことができ、一年を通して多肉植物の魅力を味わうことが可能です。
縁起の良い花言葉を持つ
クラッスラは、縁起の良い花言葉を持っているため、贈り物にも適しています。丸い葉をつけている品種が多いことから、丸い葉=硬貨をイメージできることが「富」や「一攫千金」といった花言葉の由来だとされています。
また、「不老長寿」や「幸運を招く」などの花言葉も持ち、厳しい環境でも生い茂って成長する様子から名付けられたと言われています。「不老長寿」や「幸運を招く」は誕生日や母の日、父の日、敬老の日などのお祝い事に、富や一攫千金は開店・開業祝いにぴったりです。
クラッスラの育て方の基本

ここではクラッスラの育て方の基本をご紹介します。どこに置けばいいのか、水やりは生育期によって異なるのかなど、クラッスラの育て方に不明点や疑問点がある方向けの内容となっています。
日当たりと風通しを確保する
クラッスラを育てる際は、日当たりと風通しを確保することがポイントです。クラッスラの多くの品種は日光を好むため、1年を通して日当たりのいい場所に置いて管理します。
ただし、夏場など日差しが強い時は葉焼けのリスクがあるため、半日陰に置いて直射日光が当たらないように工夫する必要があります。室内であれば植物育成ライトを使用して光量を調整する方法もおすすめです。
また、クラッスラは湿度が高い環境を苦手としているため、風通しのいい場所において、湿気がたまらないようにすることも大切です。
5度以上の環境を維持する
クラッスラを育てる際は、5度以上の温度をキープするのがポイントです。基本的には寒さに弱いため、最低でも5度以上、できれば適温とされる15~25度にするのが理想です。この範囲であれば根の動きも活発になり、葉の張りや色合いも良好に保たれます。室内が暖かくても、窓際だと寒いケースもあるため、冬場は室内の暖かい場所に置きます。
水をたっぷりと与える
クラッスラの水やりはたっぷりとあげるのが基本ですが、生育期のタイプによって若干違いがあるため、注意しなければなりません。
春秋型は、生育期である春と秋には、土の表面が乾いたのを確認したら水をたっぷりと与えます。一方で、夏は成長が鈍化するタイミングであるため、水やりの頻度を10日に1回程度に抑えるのがポイントです。これは、水やりの頻度が多いと蒸れて根腐れを起こす可能性があるためです。また、冬に関しても成長のタイミングではないため、1ヶ月に1〜2回を目安に水を与えます。
夏型は、夏場に成長期に日中ではなく、早朝や夕方など涼しい時間帯に行うのがポイントです。これは、日中に水を与えると暑さで水が温まり、クラッスラが弱ってしまうためです。また、春と秋に関しては土が乾いたらたっぷりと水を与え、冬は1ヶ月に1〜2回を目安に水やりをします。
冬型は、成長期である冬場は土が乾いたタイミングで水やりを行います。乾くスピードは夏型と比べるとゆっくりであるため、10日に1回程度が目安です。春と秋は土が乾いたらたっぷりと水を与え、夏場は断水します。ただし、暑い日が続きクラッスラが乾燥しているようであれば、夕方や早朝に水やりや葉水を行います。
定期的に剪定する
定期的な剪定もクラッスラを育てるうえでは欠かせません。具体的には、下葉が古くなったら早めに取り除きます。これは、株の一部が水っぽく軟らかくなり、急速に腐敗が広がる軟腐病(なんぷびょう)を防ぐためです。
また、花が咲く品種に関しては、花が咲き終わったら花茎を切り取ります。いつまでも咲き終えた花が残っていると、株が消耗して翌年以降に花が咲きにくくなるためです。そのほかにも、形が崩れた時や株が混み合っている時など、見た目が悪くなりそうな時にもバランスを見て剪定を行います。
クラッスラと他の多肉植物の違い
クラッスラ以外にも、姿形や特徴が似ている「エケベリア」「セダム」「グラプトペタルム」などの多肉植物があります。ここではクラッスラと他の多肉植物にどのような違いがあるのか解説します。多肉植物の基本情報に関しては、以下の記事で詳しく解説していますのでチェックしてみてください。
エケベリアとの違い
エケベリアは、メキシコを中心に約180の原種に加えて、さまざまな交配種がある多肉植物です。クラッスラとの大きな違いは、葉の並び方にあります。クラッスラは、茎立ちする品種、葉が十字に重なる品種などがあるのに対して、エケベリアはバラのようなロゼット状に葉が広がっている点が特徴です。
コンパクトな可愛らしいフォルムもエケベリアの特徴であり、さまざまな大きさの品種があるクラッスラとは異なる魅力を持っています。以下の記事ではエケベリアの概要や育て方について解説しています。エケベリアも気になっている方はぜひご覧ください。
セダムとの違い
セダムは小さくて肉厚な葉っぱが特徴の多肉植物です。クラッスラとの違いとして挙げられるのが、山地や海岸地、岩上など土が少ない過酷な環境でも育つ点です。また、群生して育つ点はセダムの特徴の1つであり、その性質から庭や花壇の土を隠し、景観を美しく整えるグランドカバーに使用されることもあります。
以下の記事ではセダムの基本情報や人気を集める理由、おすすめ品種などについて解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
グラプトペタルムとの違い
グラプトペタルムとは、メキシコを原産地とする多肉植物です。肉厚の葉が特徴的であり、ロゼット状に広がる葉の表面には白い粉を帯びています。主に春秋型で、穏やかな気温の時期に成長します。また、増え方にも違いがあり、クラッスラは枝分かれや株分けで増えるタイプが多いのに対し、グラプトペタルムは葉挿しで比較的簡単に増やせる種類が多いのが特徴です。
クラッスラの人気品種

ここでは、クラッスラの中でも人気を集める品種を5つご紹介します。品種が多いため、クラッスラの中でもどれを選べばいいか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
クラッスラ・花月
クラッスラ・花月は、夏型の品種です。丸くて肉厚の葉を何個もつけて、白やピンクの花を咲かせる見た目にも鮮やかな品種です。また、比較的丈夫であるため初心者でも育てやすく、お部屋のインテリアとして植物をおきたい方にぴったりです。クラッスラ・花月は別名「金のなる木」と呼ばれていることから、自身の金運を高めたい方はもちろん、家族や友人への贈り物にもおすすめです。
クラッスラ・神刀
クラッスラ・神刀は、葉が互い違いに出ている様子が刃を連想させます。クラッスラ・神刀の葉は、クラッスラの他品種と比べると大きいため、ほかとは違う品種を育てたい方におすすめです。緑をベースにグレーを帯びている葉の美しさは、クラッスラ・神刀の魅力の1つであり、お部屋に飾るだけで印象的な雰囲気になります。また、花茎が真っ直ぐ伸びるため、存在感もあります。
クラッスラ・火祭り
春秋型の品種であるクラッスラ・火祭りは、細長くて少し尖った楕円状の葉が特徴的な品種です。秋から冬にかけて、真っ赤に紅葉するほか白い花も咲かせます。真っ赤に紅葉させたり、きれいな花を咲かせたりするためには、秋になって気温が徐々に下がってきたら日当たりを確保して水やりを少し控えめにするのがポイントです。
クラッスラ・ゴーラム
クラッスラ・ゴーラムは、筒のような形をした葉が特徴的な春秋型の品種です。つやつやとした葉は先端が窪んでおり、小さなお皿のような形をしています。クラッスラの他の品種と比べても、その形状は風変わりであり、一見すると宇宙の生物のように見えることから「宇宙の木」と呼ばれることもあります。変わった見た目や個性的な形状の品種を育てたい方にぴったりです。
クラッスラ・星の王子
クラッスラ・星の王子は、その名の通り星の形をした葉を交互に積み重ねるようになっている点が特徴的な品種です。十字星という別名を持つクラッスラ・星の王子は、成長すると垂直方向に伸びていくため高さが出ます。そのため、1つ置くだけでも存在感を発揮してくれます。また、秋には葉が紅葉するため、色合いの変化を楽しむことも可能です。
クラッスラを室内で育てるならBARRELの植物育成ライト
クラッスラをお部屋の中で育てたい場合は、日当たりを十分に確保することが大切です。もし室内に太陽光が入らなかったり、日当たりの悪い場所に置いたりする場合は、BARRELの植物育成ライトの使用がおすすめです。太陽光に近いスペクトルで安定した光を確保することで、徒長を防ぎ、葉の締まりや発色を美しく保つことができます。特にコンパクトな樹形を楽しみたい品種や、紅葉を魅力とするタイプは、光量の確保が仕上がりを大きく左右します。
パネル型の植物育成ライトであるROKI-350は、薄さが1.6cmとスタイリッシュな見た目であるため、室内の棚育成で設置しやすい点が特徴です。調光機能がついているため、光の浴びすぎによる光阻害や葉焼けのリスクも軽減できます。また、高い演色性でまるで自然の中にいるように綺麗に見えるため、クラッスラが紅葉したり、花を咲かせたりした時にも綺麗に照らしてくれます。アンティークな質感で、お部屋のインテリアにも馴染みやすくなっています。
Aechmea moveは、首振り機能やタイマー機能がついた送風機です。4段階の風量調節、タイマー機能(6/12時間)、電源のオンオフ、首振りモードのオンオフなど、リモコンで簡単に操作できます。クラッスラは風通しの確保が欠かせないため、室内で育てる際に送風機があると非常に便利です。しっかりとお部屋全体の空気循環をしてくれるため、普段使いにもおすすめです。







