【アガベ植物育成】室内でアガベをカッコよく育てる環境づくり-OWNER’s VOICE File45

水やり後24時間で乾く環境づくり

――植物育成を始めたきっかけを教えてください。始めて良かったと思うこともお願いします。

友人にアガベの漆絵をプレゼントする為に、実物を見たくて購入したのがきっかけです。

今まで熱帯魚やカブトムシ、めだかなど色々飼育してきましたが、植物は水草くらいしか経験がありませんでした。しかし屋内で育成する事が可能で、日々のちょっとした変化を観察したり、成長を楽しんだりと充実した日々が送れるようになりました。

また、意外とアガベ育成者が多く、年代を超えて色々な方との交流が増えました。イベントも多く、また植物以外にも鉢にこだわってみたり、用土にこだわってみたりと奥の深い趣味で楽しいです。

――植物育成において、特に気をつけていることや管理方法について教えて下さい。 (水、光、風、温度など)

特に風と照明にこだわっています。アガベは水が大好きですが、その反面湿度に弱いので、常に風を送り、空気を循環させています。

またライトもアマテラスをメインに一株一灯で育成しています。アガベをカッコよく育てるには徒長させないようにする事が大前提なので、一番最初にライトを色々調べて導入しました。

土の配合などもネットで調べて独自の配合で育成しています。

照明、風、土の配合で、水やりをしてから24時間で9割乾く環境を作り、毎日水やりをしてたっぷりあげながら、ちゃんと土が乾いて根を伸ばせる空間をつくる事を考えながら育成しています。

毎日の水やりが、成長を見守りながら変化を楽しむルーティンになっています。

――植物育成をされていて失敗したなと思ったことはありますか? あれば理由を教えてください。

やはり虫の被害ですね。対処法もネットで探しましたが、皆さん対応方法や使う薬も違い、また何の虫にやられているのか、使える薬は何かなど、初めて虫被害にあった時は色々調べている間にどんどん進行してしまい、リセットするハメになりました。

アガベも種類によっては薬に弱い株などもあり、虫被害は初心者が最初にぶつかる壁だと思います。

意外とアガベ関連の書籍が少なく、あっても種類の紹介などがメインで、虫の薬や対策方法がないので、色々聞ける経験者が周りにいないと苦労します。これだけ育成者が多いので、専門誌などがあれば育成の敷居も下がると思います。

――育てやすい、あるいは育てるのが難しいと感じる植物はありますか?植物名とその理由を教えてください。

アガベは全般的に育成しやすいと思います。カッコ良く育てるのはコツが必要ですが、枯らさないという点では非常に丈夫な種類だと思います。

アガベの魅力は子株を出してくれるので、一度失敗しても子株でやり直しが出来る点です。一年も育成すれば子株を出してくれるので、育成の反省点や株の特徴を掴み、リトライ出来るのはすごく助かります。

また、子株を友人と交換したりプレゼントしたりと、色々な楽しみ方が出来るのも魅力の一つです。

難しいと感じる植物は盆栽です。紅葉が好きで過去にいくつか購入しましたが、夏場の水やり不足で枯らしたり、また昨今の気温の上昇などで葉が焼けてしまい、季節の紅葉が見れなかったり。

今は半室内で育成しながら様子を見ています。屋外育成は環境の変化が著しいので難しく思います。

――今後育ててみたい植物や挑戦してみたいことはありますか?

今のところはアガベと紅葉を綺麗に育てるのが目標なので、納得の行く育成が出来るようになるまでは、他の植物には手を出さないようにしています。

周りの友人達もアガベ以外に塊根植物を色々育成していて誘われる事も多いですが、まずはアガベで理想の風景を目指す事に全力投球中です。

同じ種類でも株によって、サイズや表現がかなり変わります。特徴をしっかり出して一年、また一年と変化を楽しみたいと思います。納得いく育成と知識が身に付いたら、他の植物にもチャレンジしたいです。

植物育成は個性を出せる趣味

――植物育成においてインテリアやレイアウトで特にこだわっていることはありますか?

全体の統一感にこだわって作っています。棚なども既製品ではなく、DIYで使えるスペースをフル活用して限られたスペースでの育成に心掛けています。

また、鑑賞しやすい高さや、あまり動かず手に取れるサイズを意識しています。長い趣味になると思うので、極力手間のかからないシステムで育成しています。

趣味で漆絵制作なども行っているので、一緒に飾れる黒基調のスペースにしています。ネームプレートなども直接鉢に刺さずに飾れるプレート台を作ったり、合いそうなフィギュアなどと一緒に飾っています。

株の種類も色々な株をたくさん集めるのではなく、好みの同じ種類を複数育成して、本当に好きな株だけを並べています。

――SNSや本、動画など、植物育成の情報収集はどのようにしていますか?

主に薬や胴切りなどはYouTubeで情報収集しています。やはり説明を聞きながら実際に映像で見れるのは非常に助かります。

色々な株やイベント情報、展示方法や新しい情報は主にInstagramを活用しています。常に最新の情報や気になっている種類の成長過程など色々見れるので、Instagramの閲覧を始めると、気がつけば数時間経過していたりします。

また、インスタLiveなどでリアルタイムに話が聞けたりするのも楽しみの一つです。本に関しては、月刊誌などがあれば色々なライトやサーキュレーター、栄養剤など検討できるので助かるのですが今は無いのが現状です。

――植物育成の照明において重視されている点は何ですか?

アマテラスが太陽光に一番近いと聞いて使っています。鑑賞していても綺麗に見える演色性も高く、また育成に関しても成長に必要な要素がしっかり入っているので安心して使っています。

重視しているのは、綺麗に育つ光、デザイン性、熱をあまり帯びないことです。今のところ、冬場でもライトの熱のおかげで暖房無しでも25度以上を保ってくれているので重宝しています。

――植物育成ライトを使うことで、植物の成長や見た目にどのような違いを感じましたか?

昨今の気候の急変にも安心して室内で植物育成、鑑賞ができるので、植物にも人にも優しい環境を作れるのは非常に助かっています。

植物育成ライトと言うとピンク色のライトのイメージでしたが、今は綺麗に見える白系のライトなので、植物の鑑賞がしやすくなりました。

ライトレールを取り付ければ好きな場所に好きなだけセッティングでき、ライトの数だけコンセントが必要と言う事もなく、シンプルに植物を飾れる空間が作れるのは助かります。

成長に関してもすごく早く成長していると思います。

――園芸初心者の方や植物をこれから育てる方に向けて、メッセージをお願いします。

気軽に室内で楽しめる趣味で、奥が深く、長く楽しめる趣味の一つだと思います。レイアウトにこだわったり、ライトやサーキュレーターにこだわったり、装飾品や鉢にこだわったり。

こだわりは人それぞれになりますが、同じ趣味を持っている人と繋がっていき、充実した生活を過ごせると思います。

虫もしっかり対策をすればかなり防げると思います。私も始める前は、株が毎日少しずつ動くのを観察するのが楽しいとか、数万円する機器や株を購入する人の感覚がわかりませんでしたが、いざ一株購入して毎日見ていると、なるほど!本当に毎日少しずつ動くのが楽しくなりました。

――あなたにとって植物とは何ですか?

一言で言うと癒しですね。仕事のストレスや疲れなど多くありますが、水やりして日々観察している時間は、時間を忘れて穏やかな時間を過ごせるようになりました。

また、歳がかなり離れた趣味家さん達とも、同じ種類の話になると年齢関係なしに色々情報交換をしたり、一緒にご飯を食べに行ったりと楽しい日々を送っています。

アガベは比較的成長の早い植物なので変化を楽しみ、穏やかな生活を送るのには欠かせない存在です。

――ありがとうございました。

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