LIGHT GUIDE

植物育成ライトの基礎知識

植物育成ライトを選ぶうえで知っておきたい、 「植物育成波長」と「光量子束密度」について解説します。
植物に必要な光の種類と量を理解することで、 より適切な育成環境をつくることができます。

Wavelength

植物育成波長とは

植物育成に必要な光

LIGHT WAVELENGTH

光にはさまざまな波長があり、人間の目に見える光だけでなく、 植物の生育にもそれぞれ異なる働きを持つ光が存在します。 植物は光を利用して光合成を行い、成長に必要なエネルギーをつくります。

光の波長と色
380nm 450nm 500nm 550nm 600nm 650nm 700nm

植物の光合成に関わる波長

PHOTOSYNTHETIC WAVELENGTH

植物の光合成では、主に400〜700nm付近の光が利用されます。 この範囲は「光合成有効放射(PAR)」と呼ばれ、 植物が光合成に利用できる光を考える際の基本的な範囲です。

青色光

約400〜500nmの波長域。 葉や茎の形成、植物の姿勢や形態形成などに関係するとされています。

緑色光

約500〜600nmの波長域。 植物の葉を通過したり内部へ届いたりする光もあり、 光合成にも利用されます。

赤色光

約600〜700nmの波長域。 光合成に利用されるほか、植物の成長や形態形成にも関係します。

遠赤色光

700nm以上の波長域。 光合成有効放射の範囲外ですが、 植物の形態形成や光環境への応答に関係します。

「色温度」と「波長」は別のもの

COLOR TEMPERATURE & WAVELENGTH

植物育成ライトを選ぶ際には「3000K」「4000K」「5000K」などの 色温度が表示されている場合があります。 色温度は光の見た目の色を表す指標であり、 特定の波長の強さを直接示すものではありません。

POINT

色温度が同じライトでも、光のスペクトル分布が異なる場合があります。 植物育成を目的としてライトを選ぶ場合は、 色温度だけでなく、スペクトルやPPFDなどの情報も確認することが重要です。

植物育成ライトを選ぶときのポイント

HOW TO CHOOSE

  1. 植物が必要とする光の量を確認する。
  2. 光源から植物までの距離を考慮する。
  3. PPFDなど、植物に届く光の量を確認する。
  4. スペクトルや照射範囲なども合わせて確認する。

PPFD

光量子束密度とは

光量子束密度(PPFD)

PHOTON FLUX DENSITY

PPFDとは「Photosynthetic Photon Flux Density」の略で、 植物が光合成に利用できる光子が、 1秒間に1平方メートルあたりどれだけ届いているかを示す指標です。

μmol / m² / s
1平方メートルあたり、1秒間に届く光合成有効光子量

簡単にいうと

PPFDは「植物の場所に、実際にどれくらいの光合成に使える光が届いているか」 を表す数値です。 ライトそのものの明るさではなく、 植物が置かれている位置で測定することがポイントです。

PPFDの単位

UNIT

μmol マイクロモル
光子の量を表す単位
平方メートル
光が届く面積
s
1秒あたりに届く光子量

PPFDと照射距離の関係

DISTANCE

同じ植物育成ライトでも、 植物とライトの距離によってPPFDは大きく変化します。 一般的にはライトを植物に近づけるほど、 植物に届く光の量は増えます。

近い距離

光が植物に集中して届くため、 PPFDは高くなります。 植物の種類によっては光が強すぎる場合があるため、 葉焼けなどにも注意が必要です。

遠い距離

光が広い範囲に拡散するため、 植物に届くPPFDは低くなります。 広い範囲を照らしやすくなる一方、 十分な光量が確保できない場合があります。

POINT

「何Wのライトなのか」だけでは、 植物に届いている光の量を判断することはできません。 実際の育成環境では、 ライトから植物までの距離とPPFDを合わせて考えることが重要です。

ルクス(lx)とPPFDの違い

LUX & PPFD

ルクス(lx)

人間の目が感じる明るさを基準とした照度の単位です。 一般的な照明環境の明るさを表すために使用されます。

PPFD

植物の光合成に利用される光子の量を基準とした指標です。 植物育成ライトの光量を評価する際に使用されます。

なぜPPFDが重要なのか

ルクスは人間の視覚特性を基準としているため、 植物が利用する光の量を正確に表す指標ではありません。 植物育成では、植物に届く光合成有効光子量を示す PPFDを確認することで、より適切に光環境を評価できます。

PPFDを見るときのポイント

HOW TO USE PPFD

  1. PPFDは「ライトの直下」だけでなく、植物が置かれる位置で確認する。
  2. ライトから植物までの距離によってPPFDは変化する。
  3. 植物の種類や成長段階に合わせて必要な光量を考える。
  4. PPFDだけでなく、照射範囲やスペクトルも合わせて確認する。

お気軽にご相談ください

植物の種類、育成環境、照射距離、光源の特性などによって適切な光環境は異なります。 実際の育成では、植物の状態を確認しながら照射条件を調整してください。BARRELでは、公式SNSや公式メールアドレス(plant@dbarrel.net)からご質問・ご相談などを承っております。お気軽にお声掛けください。

植物育成ライトのスペックを比較して、
育てる植物や設置環境に合った製品をお選びいただけます。

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